クライアントのサイト制作において、Snow Monkeyの利用する場合のポイント Snow Monkey アドベントカレンダー2021

クライアントのサイト制作において、Snow Monkeyの利用する場合のポイントお届けします!

本投稿は Snow Monkey Advent Calendar 2021 の1日目の記事です。

1. インブラウザデザインで進める

サイトの規模感によりますが、小規模のWebサイトで低予算の場合には、特にSnow Monkeyのメリットが受けやすいと考えています。

Snow Monkeyであれば、まずはじめにある程度、投稿や固定ページを入れておき、カスタマイザーからヘッダーやフッター、全体のレイアウト、キーカラーなどを設定するだけで、仮の状態ではありますが、Webサイトが出来上がります。しかも、かなり素敵に出来上がります。

こちらを元に、クライアントとお話しながら、画像やCSSを追加し、ブラウザ上でデザインを進めていくことが可能です。なにもないところから作るよりも、素早く形になるのでコンテンツなどに集中する時間を多くとることが出来ます。

2. ブロックエディターの優位性を最大限利用する

従来のエディター(現在はクラシックエディタープラグインにて利用可能)の場合は、HTMLを理解していない方が、レイアウトをつくることがなかなか難しく、それを解決するために予めカスタムフィールドに入力枠を準備し、それを駆使して、コンテンツを入力することが多かったです。

ただ、昨今はブロックエディターが非常に強力で使いやすくなっており、それを利用するだけで、素敵なレイアウトが作れます。

また、出来上がったコンテンツを複製すれば、簡単に同様のレイアウトが利用できます。さらに、ブロックパターンとして登録したり、再利用ブロックを活用することで、記事内のレイアウトの複製も簡単になりました。

Snow Monkeyは、ブロックエディターに最適化されており、またSnow Monkey Blocks プラグインを利用することで、より多様なレイアウトを実現できます。Snow Monkeyを利用するなら、ブロックを利用することを中心に考えたほうが、クライアントにとっても使いやすいサイトになると考えます。

3. カスタマイズはプラグインから実施する

Snow Monkeyの殆どはフックを利用することでカスタマイズが可能です。テーマのカスタマイズには直接テーマを編集する方法、子テーマを利用する方法、プラグインからカスタマイズする方法と主に3つの方法があります。

直接テーマを変更する方法は、もっとも手軽で簡単に感じられますが、テーマのアップデート時に消えてしまう可能性が高いので、おすすめできません。

つづいて、子テーマでのカスタマイズです。こちらは一見良さそうですが、おおきなテンプレートをコピーした場合に、結局テーマのアップデートが続いていくと、どんどん乖離してしまう可能性が高く、そのメンテナンスが難しくなりやすいです。

プラグインからフックでカスタマイズする方法では、フックでのカスタマイズの内容を細かく分けておくことで、テーマとの乖離を少なく、最小限の範囲に収めることができます。この方法は慣れが必要ですが、おすすめします。

更に詳しくこのあたりの内容を検討したければ、以下の記事がおすすめです、Snow Mokey作者のキタジマさんの記事です。Snow Monkey のカスタマイズは子テーマよりプラグインがオススメ!プラグインの雛形をダウンロードできるようにしました

4. オリジナルで作らないんですか?と聞かれたら

クライアントは、サイトの閲覧者と管理者に双方とって使いやすく、また閲覧者と管理者の双方の目的を果たすサイトを希望されます。その中において、当然デザインも重要になります。

「Snow Monkeyをもとに作ります。」とお伝えすると、「オリジナルで作らないんですか?」というようなご意見をいただくことがあります。

そんな場合には、以下のようなメリットをお伝えします。

  • Snow Monkeyは基本的なWebサイトの要素を提供がメインなので、デザインのカスタマイズも、もちろん可能です。
  • WordPressは継続的なアップデートが必要です。特に昨今はブロックエディターの更新の速度が速く、テーマ側で追従していくことは簡単ではありません。そういった部分をSnow Monkeyでは継続的に対応し続けてくれる可能性が高いです。
  • プロトタイプを確認いただきながら、制作を進められるので、進捗が出しやすいです。

もちろん、とても特徴的なレイアウトや、複雑なアニメーションが多用される場合には、オリジナルテーマを利用したほうが良い場合もあります。しかし一般的なレイアウトの中に収まるWebサイトであれば、Snow Monkeyなら特に制限を感じることなく、Webサイト制作ができると考えています。

更に詳しくこのあたりの内容を検討したければ、以下の記事がおすすめです、Snow Mokey作者のキタジマさんの記事です。 WordPress を使った制作案件の今後。オリジナルでつくるか、無料/有料テーマを使うか

5. 継続的なメンテナンスとサポート面での安心感を伝える

Snow Monkeyのアップデート情報より、最も古い記事の投稿日は2017年10月です。その頃から今まで、ずーっと継続してWordPressのアップデートに追従しながら、メンテナンスが続いています。これは簡単なことでは無いですね。またフォーラムなどでは、活発な情報の交換がされています。これらはクライアントにつたえることで、安心感につながるはずです。

ということで、5つのポイントをお伝えしました。これからもSnow Monkeyつかって、色んなサイトを作っていければと考えています。明日以降の Snow Monkey Advent Calendar 2021 も楽しみです。