Snow Monkey テーマのすごいと感じるところ

この記事は Snow Monkey アドベントカレンダー2020 の記事になります。

アドベントカレンダーに何を書けば、そのプロダクトの良さが伝わるのか?すごく悩ましい問題ですね。いろいろ考えても、それほど文章力があるわけでもありません。ということで、私が感じているSnow Monkey テーマ(以下 Snow Monkey)のすごいと感じるところ10個ぐらい!をご紹介します!

Snow Monkeyとは?

Snow Monkeyをしらない方に念の為。Snow Monkeyは日本人の作者がつくるWordPressの有料テーマです。
https://snow-monkey.2inc.org/

ブロックエディター対応

WordPressは5.0からブロックエディターが採用されました。ブロックエディター利用されていますか?もし「当時触ってみたけど、イマイチでClassicエディタープラグインを利用して、旧エディターを利用し続けている。」そんな方は、ぜひ一度Snow Monkeyと一緒にブロックエディターを試してみてください。

ブロックエディターはコレまでのClassicエディター環境から考えると、比較にならないくらい柔軟に、直感的にコンテンツをレイアウト、デザイン、執筆ができるようになっています。

そしてSnow Monkeyはブロックエディターの良さを最大限に活かしたテーマと言えます。是非体験いただきたいと思います。きっと楽しくて嬉しくなります。

デザインが素敵

Snow Monkeyはシンプルで素敵なデザインがもともと、適用されています。それだけでも十分魅力的なデザインとなっています。以前に開発者であるキタジマさんと話をした際に、彼は「デザインについてはカスタマイズ前提で、薄くしてある。」といっていましたが、いやいや、そのデザインがイケてる!と私は感じています。

カスタマイズしやすい

WordPressのカスタマイズには、様々な手法があります。最もシンプル手法は、テーマやプラグインを利用し、それらが提供する設定を利用する方法です。

Snow Monkeyではヘッダーやフッターのレイアウト、記事の一覧表示のデザイン、フォント、アクセントカラー、メニュー、ウィジェット、SEO、等など書ききれないぐらいのカスタマイズが初期状態から提供されます。これは便利ですね。

それだけでも十分素敵なのですが。Snow Monkeyはそれだけではありません、テーマ内の至るところに設定されているフックと呼ばれる部分を利用することで、要素や機能などを追加したり、上書きしたりすることが可能です。

フックを利用したカスタマイズは、直接テーマに編集を加えずにプラグインから実施できます。ここが大きなポイントです。フックが無いテーマの場合をカスタマイズしたい場合に、直接テーマファイルを書き換えたとしましょう。その場ではうまくカスタマイズができました。

しかし。その後テーマをアップデートすると、コレまで頑張ったカスタマイズが綺麗サッパリ上書きされて消えてしまうのです。これはよくないですね。

ということで、予め提供されている機能としてのカスタマイズと、フックを利用したカスタマイズの両方に対応しているのがSnow Monkeyの素敵なところです。

※子テーマがあるじゃん!という詳しいあなたはコチラを合わせてご覧ください
https://snow-monkey.2inc.org/2019/02/04/my-snow-monkey-plugin/

コアのアップデートに対応

アップデートという話がでましたので、WordPressのアップデートにしっかりと追従しているというのもSnow Monkeyの素晴らしいところです。たとえば2020-12-09現在は次期のWordPressバージョンであるWordPress 5.6 RC 5がリリース前のテストバージョンとして発表されています。

これは、開発者向けに次期バージョンで不具合が出ないように、各々テストしてね。バグが有ったら、報告してね。という目的で毎バージョン事前に発表されています。

Snow Monkeyはそれに対して “Snow Monkey v12 リリース候補1” という記事の中で、それぞれの対応内容が発表されています。これはとてもありがたいこと感じています。これらはとても手間なことなわけですが、こんなにしっかりとバージョン毎の対応のレポートが出ているテーマは少ないと思います。

周辺プラグインも充実

Snow Mokeyを利用するなら、以下の3つを合わせて利用すると、さらに柔軟なカスタマイズが実現します。

  • Snow Monkey Block
    Snow Mokey Themeに最適化されたブロックを複数提供。
    セクションブロックや、項目ブロック、FAQブロック、吹き出しブロック、ステップブロックなどなど、「コレ便利ーー!」とうなるブロックがたくさんあります。
  • Snow Monkey Editor
    SP版とPC版で表示と非表示を切り替える。表示にアニメーションを入れる。権限毎に公開設定を行なう。段落の背景に色を付ける。などなど、「気が利いてるー!」とうなる機能がブロックに追加されます。
  • Snow Monkey Form
    ブロックエディターに対応したメールフォームがマウス操作だけで作れます。フィールドの種類が選べるのはもちろん、バリデーションの設定、自動返信メール、メール確認画面などなど、基本的な機能はもれなく揃っているでしょう。「ありがてー!」とうなってしまいます。

しかもこの3つのプラグインは無料で利用できます!なんということでしょう。
※ Snow Monkey Themeは有料です。

フォーラムが充実

有料と無料と言うお話がでたので、Snow Monkeyの有料で受けられるメリットを紹介します。Snow Monkeyは1年毎のサブスクリプションモデルです。この契約を行なうと、フォーラムに投稿できる権限がもらえます。閲覧自体は無料です。

Snow Monkey フォーラム
2020/12/09現在 1,495のトピックがあり、6,680の返信があります。すごい量!!!これだけあれば、ちょっとしらべるだけで、大抵の小さな困り事やカスタマイズの疑問は解決できそうです。

その多くは作者のキタジマさんのコメントなのですが、利用者同士が、回答し合うということもできます。これはWordPressのフォーラムでも行われている、オープンソースらしい、Snow Monkeyへの貢献の気持ちによるボランティア活動です。

そして、このフォーラムに関わる質問者も、回答者もお互いに尊重しながら、利用がされているというところも好きなポイントです。ハートがつけられるのも地味に良いところだと感じています。私は3いいねでした。キタジマさんは417いいねだったので、ちょっとでも追いつけるといいなとおもってます。

コミュニティーが素敵

ユーザーコミュニティーとしてのSlackをが活用されています。ここもフォーラム同様にお互いに尊重しながら、Snow Monkeyが好きで、これからも一緒に盛り上がろう!といった心持ちを感じています。

コミュニティーというのは、ボランティア活動的な部分も多く、なかなか一つにまとまったり、同じ方向を向くのは難しい面もあると感じているのですが、そういったところが自然とうまくでいているのがとても心地よく感じますし、これからもこういう雰囲気で続いていくと素敵だなーと感じています。

開発者が素敵

ということで、これらのことを企てたのが、開発者のキタジマさんなのですが、すごいですね。かっこいい。いつもそう思います。ちょっと昔話で、彼とはじめて対面で出会ったのは
問い合わせフォームを考える市民フォーラムふくおか(仮) でした。

これは、2013年の話です。当時WordPressの問い合わせフォームプラグインを作っていた日本の作者3名が一同に介し、問い合わせフォームの話をするという会です。このイベント自身がとても楽しかったのを記憶していますが。その中でキタジマさんは、おそらくSnow Monkey Formの実装の発想の元になったであろう、MW WP Formの話をされてました。そこで印象的だったのがこのスライドです。
https://www.slideshare.net/inc2734/mw-wp-formss

キタジマさん的には、このMW WP Formプラグインで”革命が起きるかも!”と考えて機能を拡張するのですが、なんどやっても革命がおきない。という話をされていました。

キタジマさん自身の雰囲気は当時も今も変わらず優しい物腰なのですが。この発言で見た目とは裏腹に、ギャップのある野望性や、ユニークさ、そして技術力の高さに度肝をぬかれたことを思い出します。
それで当時インタビューしたことを思い出しました。よかったらコレも読んでみて下さい。

そしてSnow Mokeyはいま少なくとも日本のWordPress業界において革命を起こしだしているんじゃないかなと感じています。というわけで、Snow Monkeyとキタジマさんのファンである私が思う、Snow Monkey テーマのすごいと感じるところでした。

これからも使っていきますー。みなさんもつかってみてくださいませ。